News

2023.7.2

中枢神経悪性リンパ腫(CNSL)の検出における「髄液リキッドバイオプシー」の有用性に関する研究が、Cancer Medicine誌に受理されました

脳脊髄液中の無細胞遊離DNAを用いてCNSLのもつ遺伝子異常を検出する方法(髄液リキッドバイオプシー)が、CNSLと炎症性疾患/脱髄性疾患との鑑別や、CNSLの早期検出に有用である可能性について報告しました。当学血液内科と脳神経内科との共同研究で、入山智沙子准教授(血液内科)と村手健一郎前助教(脳神経内科)が共同筆頭著者となっています。

論文リンク

2023.6.20

新型コロナワクチンによる効果が不十分な血液疾患患者さんに対する、チキサゲビマブ/シルガビマブ(エバシェルドⓇ*)の「2回目」投与を行っています。

初回投与から6ヶ月以上経過し、現在もワクチン接種の効果が得られにくいと判断される患者さんに対して、「2回目投与」が可能となりました。ご自身が「2回目」投与の対象となるかどうかにつきましては、主治医にお尋ね下さい。「初回投与」については、適応を確認の上、適宜実施をしております。

2022.11.8

新型コロナワクチンによる効果が不十分な血液疾患患者さんに対する、チキサゲビマブ/シルガビマブ(エバシェルドⓇ*)の投与を開始しました。

ご自身が投与の対象となるかどうかにつきましては、主治医にお尋ね下さい。

日本血液学会、日本造血・免疫細胞療法学会からのガイダンス

*新型コロナウイルスによる感染症の発症抑制を効能・効果とした、抗SARS-CoV-2モノクローナル抗体

2022.10.13

山本秀行講師による、免疫化学療法後に重篤な血管内溶血を来した患者さんについての報告が、Ann Hematol誌に受理されました。

今後の臨床現場における判断の一助となることを願います。 論文リンク

2022.9.28

「ジャパンキャンサーフォーラム2022」において、冨田教授が患者さんやご家族向けにリンパ腫と新型コロナ感染症に関する講演を行いました。

「ジャパンキャンサーフォーラム2022」(主催・運営:キャンサーネットジャパン、後援:厚生労働省/東京都)

「悪性リンパ腫と付き合うために気をつけたいこと ー安全にお過ごしいただくためにー」と題して、2022年8月6日にweb講演をおこないました。1. リンパ腫とは、2. リンパ腫の治療と検査値の理解、3. リンパ腫患者さんにおける新型コロナ感染症、の3部構成でご説明をさせていただいています。

アーカイブ動画 公開されましたので、是非ご参考にされて下さい。

本講演は、インサイト・バイオサイエンシズ・ジャパン合同会社共催で開催されました。

2022.7.15

第247回 日本内科学会東海地方会において、研修医森家雄大先生が「優秀演題賞」を受賞しました。

第247回 日本内科学会東海地方会Webページ

悪性リンパ腫治療中に発症した治療抵抗性COVID-19患者さんにおける、貴重な臨床経過と治療経験についてご報告をさせていただきました。

2022.6.29

第11回日本血液学会東海地方会において、加藤駿晴先生が「優秀演題賞」を受賞しました。

第11回日本血液学会東海地方会Webページ

血管内大細胞型B細胞リンパ腫の患者さんついての報告で、リキッドバイオプシー技術で再発を高感度に検出できる可能性について示しました。

受賞の様子

2022.6.15

「血液疾患患者さんにおける新型コロナウイルスワクチン接種」について、岡本晃直講師が第14回 日本血液疾患免疫療法学会学術集会でシンポジストとして報告しました。

2022.2.20

「新型コロナウイルスワクチン接種」について知っておきたいことをまとめた資料を公開しました

血液疾患患者さんが「新型コロナウイルスワクチン」を接種する際に知っておきたいことなどをまとめ、資料にしました。

血液疾患患者さんのための「新型コロナウイルスワクチン」のはなし     

患者さんやご家族ほか、医療従事者の方々にもご参考いただけましたら幸いです。先日発表した研究論文をもとに、藤田医科大学血液内科多職種連携チーム(F-HeART)が作成しています。

2022.1.20

血液疾患患者さんにおける新型コロナワクチン接種後の抗体価の変化を、臨床研究を実施して明らかにしました。岡本晃直講師らが、その成果をBlood Advances誌に報告しました。

藤田医科大学、安城更生病院、岐阜市民病院の共同研究です。300名以上の患者さんやその御家族の方々に協力を頂きました。心より感謝申し上げます。

悪性リンパ腫治療中や治療後数ヶ月までの患者さんほか、一部の血液疾患患者さんにおいて、接種後の抗体価の上昇が特に不良であることが確認されました。患者さんにおかれましては、接種後も油断をせず引きつづき感染予防を実施していただくことが大切と思われます。

発表論文

プレスリリース

報道1 報道2 報道3

2021.10.3

生検が困難な中枢神経悪性リンパ腫について、脳脊髄液を用いた遺伝子解析技術(リキッドバイオプシー)を用いて発症早期に検出することに成功しました。入山智沙子准教授が、Annals of Hematology誌に報告しました。

当学脳神経内科との共同研究の成果です。ご協力いただきました患者さんや関連の方々に心より感謝申し上げます。

発表論文

藤田がんセンター(FCC)の記事

2021.6.26

第61回 日本リンパ網内系学会総会(岡山)において、当科と共同で研究を行っている脳神経内科 村手健一郎先生が「優秀演題賞」を受賞しました。

第61回 日本リンパ網内系学会総会ホームページ

中枢神経悪性リンパ腫における髄液を用いたリキッドバイオプシー(遺伝子解析)の有用性を検討した内容です。ご協力をいただきました多くの方々に、深く感謝申し上げます。

受賞の様子

2021.4.30

第10回日本血液学会東海地方会において、加藤駿晴先生が「優秀演題賞」を受賞しました。

第10回 日本血液学会東海地方会 Webサイト

確定診断が困難であったリンパ腫患者さんにおいて、網羅的遺伝子変異解析(クリニカルシーケンス)が診断に寄与したことについて発表をさせていただきました。患者さんならびに研究にご協力をいただきました多くの先生方に、深く感謝申し上げます。

2020.12.31

第60回リンパ網内系学会総会主催「第60回日本リンパ網内系学会総会主催 血液がんに関わる方へのWEB公開セミナー 血液がんとともに今を生きる 〜正しい情報選択と社会復帰への支援〜」のWEB公開が終了しました。

多数の方々にご試聴をいただきまして、誠にありがとうございました。

案内チラシ

2020.12.24

藤田医科大学、名古屋大学、京都大学による共同研究の成果が、Blood誌オンライン版に公開されました。

血管内大細胞型B細胞リンパ腫(IVLBCL)の遺伝子異常を、末梢血遊離DNAによる遺伝子解析技術(リキッドバイオプシー)を用いて高感度に検出、解析することに成功しました。

Blood誌オンライン版
診断困難な悪性リンパ腫病型における遺伝子異常を末梢血を用いて高感度に検出(PDF)

2020.2.16

第240回 日本内科学会東海地方会において、研修医加藤駿晴先生が「優秀演題賞」を受賞しました。

詳しくは日本内科学会Webサイトをご覧ください。

  • 臨床

    Clinical

    最新の知見をもとに、それぞれの患者様に現時点で最適な治療を、患者様・ご家族・コメディカルスタッフ・地域の関連病院などと相談しながら提供していきます。

  • 研究

    Research

    新しい診断方法の開発といった基礎研究から、新たな治療方法を開発するための臨床研究まで、多くの施設と協力しながら推進しています。

  • 教育

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    内科学全般にわたる幅広い知識と技術を持った、地域の血液診療を担う次世代の血液専門医を養成することを使命としています。

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